分からないことがいつでも聞ける! LINE 友だち追加はこちら
ペットの診療・予防・トリミング・しつけ相談なら 板橋区のひなた動物病院 常盤台、氷川台、小竹向原、中板橋駅近く

年中無休土日祝日開院 駐車場あり

8:00〜12:00 / 15:00〜18:00
予約優先制:木曜日/日曜午後/祝日午後

03-5926-7721

03-5926-4033

僧帽弁閉鎖不全症(MR)

僧帽弁閉鎖不全症(MR)

 

僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)とは?

僧帽弁閉鎖不全症は、犬で特に多く見られる心臓の病気です。心臓には血液の逆流を防ぐための「弁(べん)」という構造がありますが、その中の「僧帽弁」がうまく閉まらなくなり、血流が逆流してしまう状態をいいます。

特に中高齢の小型犬に多く見られます。

 

好発犬種: マルチーズ、チワワ、シーズー、ヨークシャー・テリアなどの小型犬種

 

また、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは遺伝的に本疾患の好発品種であり、若齢時に発生することが知られています。

 

主な症状

初期症状

  • 散歩の途中で座り込む
  • 寝ている時間が長くなる

中等度

  • 散歩に行きたがらない
  • 食欲が落ちる
  • 運動後や興奮すると咳が出る

重度

  • ほとんど動こうとしない
  • 安静時にも咳が出る
  • 突然パタンと倒れる
  • チアノーゼ(下や唇など粘膜の色が紫になる)
  • 呼吸困難

 

初期の段階ではほとんど症状がないため、外から見て異常を発見するのは難しいとされています。

そのため定期的な診察が大事になります!

 

診断方法

僧帽弁閉鎖不全症の診断には以下のような検査を行います。

 

  • 聴診:心雑音が聞こえるか確認します。
  • レントゲン検査:心臓の大きさや肺の状態を確認します。
  • 心臓エコー検査(超音波):僧帽弁の状態や血液の逆流をリアルタイムで確認します。
  • 血液検査:他の疾患の有無や心臓の負担をチェックします。

 

治療

内科治療と外科治療があります。

 

【内科治療】

主に使用されるお薬には:

  • 心臓の収縮を助ける薬(強心薬)
  • 血管を広げて心臓の負担を軽減する薬
  • 利尿薬(体内の余分な水分を排出し、肺やお腹に水がたまるのを防ぎます)

 

定期的な通院と検査により、病気の進行具合をしっかり把握し、治療を調整していくことが重要です。

 

【外科治療】

犬の僧帽弁閉鎖不全症に対する外科治療としては、僧帽弁形成術と呼ばれる手術が実施されます。

これまで内科的治療が主流に行われて来ましたが、現在では人と同じ外科治療ができるようになってきています。

外科的療法では僧帽弁閉鎖不全症の根治を望めますが、非常に高度な設備と技術が必要であるため、実施可能な施設が限られています。

ひなた動物病院では、手術が必要な場合に循環器科の専門病院へご紹介が可能です。

 

 

 

予防と早期発見のために

僧帽弁閉鎖不全症は早期に発見し、適切な管理を行うことで寿命や生活の質を大きく保つことができます。大切なわんちゃんのために、このようなことを心がけましょう!

 

  • 7歳以上の小型犬は年1〜2回の健康診断
  • 咳や息切れなど、いつもと違う様子があれば早めの受診
  • 肥満を避け、心臓への負担を減らす

 

 

僧帽弁閉鎖不全症は、うまく付き合っていくことで長く元気に暮らすことが可能な病気です。

大切な家族であるわんちゃんの健康を守るためにも、日々の観察と定期検診を心がけましょう。

 

当院では、犬猫ドックのBコースとCコースに心臓エコー検査が組み込まれており僧帽弁閉鎖不全症の診断に役立ちます!

7歳以上の小型犬や、気になる症状のある子はぜひご検討ください☆

 

何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください!
  • 2025.7.15

    ☆拡張工事 ドアの設置が始まりました☆

        拡張工事の進捗状況です☆     新たに壁と自動ドアの設置が始まりました! 前回の枠組み作りの状況に比べて、どんどん形が出来上がってきており、完成が楽しみです(*^_^*) […]

  • 2025.7.12

    ☆トリミング室のシャワーが新しくなりました☆

    日差しが照りつける日もございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか🌞 動物、飼い主様ともに熱中症には十分お気を付けください!   トリミング室のシンクに新たにホースを設置しました!   ホースに替えたこ […]

  • 2025.7.2

    ☆マダニからの感染症 SFTSについて☆

    近年、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)というマダニ媒介性感染症に感染する事例が増加しており、死亡報告が報道されたことで、当院にもマダニ予防に関する問い合わせが増えております。       […]

  • 2025.6.27

    ☆獣医師小菅、勤務時間が変更になります☆

    獣医師 小菅の診察時間の変更をお知らせいたします! 2025年7月1日(火)より 午後の時間が~17時 に変更となり、以前より1時間午後の診察時間が長くなります! 午前: 9時 ~ 12時 午後: 15時 ~ 17時 状 […]

  • 2025.6.27

    ☆拡張工事が始まりました☆

    かねてよりお知らせしておりました拡張工事が、ついに6月からスタートしました☆       院内の枠組みができ始め、ここから完成していくのが楽しみです!     進行状況を […]

  • 2025.6.17

    ☆7月獣医師&混雑予想カレンダー☆

    大変おまたせ致しました!7月の獣医師&混雑予想カレンダーです! 今月も後半にさしかかり梅雨入りし湿った空気を感じられる一方、気温の高い日が続いております! 動物、飼い主様ともに、熱中症には充分お気をつけください! […]

  • 2025.6.6

    臨時休診のお知らせ

    7月6日(日)は院内設備メンテナンスのため終日休診とさせていただきます。 みなさまには大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。        

  • 2025.5.30

    ☆新しい駐車場が増えました!☆

    この度駐車場が新たに増えました! こちらが第2駐車場です。   当院から徒歩1分圏内にございます。 目印に当院のマーク付きのカラーコーンを設置してあります! 中央の白枠内が当院の駐車場になりますので、上記の地図 […]

  • 2025.5.23

    Instagram(インスタグラム)開設しました!

    Instagram(インスタグラム)の公式アカウントを開設いたしました☆ 今後は、Instagramにも病院の情報や魅力を発信していきます! 当院を知っていただくきっかけになればと思います💛 ぜひ下記QRを読み込んでフォ […]

  • 2025.5.16

    ☆6月の獣医師&混雑予想カレンダー☆

    大変お待たせ致しました!6月の獣医師&混雑予想カレンダーです! 日中の気温もすっかり暖かくなり、衣替えを考える季節になって来ましたね(^^) 動物、飼い主様ともに熱中症には充分お気をつけ下さい!   & […]